『これがわれらの憲法改正提案だ』を出版しました

これがわれらの憲法改正提案だ
護憲派よ、それでも憲法改正に反対か?

 

伊藤哲夫 岡田邦宏 小坂実 著

 

主張するシンクタンク・日本政策研究センターが三年前から提案してきた憲法改正に向けた「三つの視角」の趣旨を、最近の状況も踏まえて改めて解説するとともに、護憲派の批判に徹底反論。3人の著者が5つのステージで、可能な限り具体例を提示し、問題点を深掘りし、時には原理的な問題にも踏み込んだ座談会を単行本化。憲法改正について深く知る上で、必読の一冊です。〈定価1200円+税、四六判216頁〉

 

 

 

【主な内容】

 ・なぜ、三つの改正を提案するのか

 ・巨大災害から国民のいのちと生活を守る「緊急時のルール」を憲法に追加しよう

 ・自衛隊の存在を憲法に明記しよう

 ・日本には家族保護条項が必要だ

 ・護憲論ではむしろ自由も権利も守れない

 


 

「あとがき」より

 私共日本政策研究センターは三年ほど前から、憲法改正に向けた「三つの視角」を提案して参りました。現行の憲法に対しては色々な見方があると思いますが、まず実現可能性ということを考えたら、喫緊の課題に焦点を当てた、具体的で、なおかつきわめて重要な国家的課題に対するものであることが求められているのではないか、と考えたからです。

 本書はこの三点の改正提案の趣旨を、最近の状況も踏まえて改めて解説してみるとともに、それに対して護憲派から常日頃行われている批判に対し、徹底して反論を試みたものです。可能な限り多くの人にわれわれの提案を理解していただくことを考えれば、その内容はできるだけ簡略であることが求められましょう。しかしその反面、一人でも多くの方々にこの提案を理解してもらい、それを説得力をもって他へ語っていただくということを考えると、必ずしも簡略だけでは使命は果たせない、という面もあるかと存じます。

 その意味で、本書は今回、この後者の面に力点を置き、可能な限り具体例を提示し、更に問題点を深掘りし、時には原理的な問題にも視点を及ぼす、ということを発刊の目的といたしました。果たして、これが成功しているかどうかは、皆様に判断をお任せする他ありませんが、類書とは少々異なる側面を出せたのではないかと思っております。

 憲法改正に対しては色々な考え方があり、私共の提案ももちろんそのささやかな一つであることは否めません。しかし、われわれはわれわれなりのこれまでの言論活動の体験を踏まえ、ある確信をもってかかる現実的な提案をしたことは事実です。ただ、国会の現状はこのような問題意識のかなり前に留まっており、このような提案でさえ非現実的と言われる恐れなしとしません。その意味で、今後の国会での議論がもっともっとこの日本の核心の問題に眼を据え、単なる妥協でもない、現実的ではありながら意味のある改正論点へと向っていくことを、われわれとしては願わずにはおれません。

 いずれにしても、憲法改正の議論はいよいよこれからが正念場です。本書がそれに向けた何らかの問題提起となることを願い、ご挨拶とさせていただきます。